夏こそ肌が乾燥する

ニキビは思春期にできるもの。いえいえ、大人にだってできるのです。
今回は「大人ニキビ」に注目していきたいと思います。
にきびの原因は乾燥だった?体の中からきれいにする?
予防のビタミンと治療のビタミン?
夏こそ肌が乾燥する
夏は一年のうちで湿度が最も高くなりますが、実は意外と肌が乾燥しやすいのです。
肌の乾燥を引き起こす原因は、肌が本来持つバリア機能が十分に働いていないため。肌へのダメージは夏が最も過酷と言っても過言ではありません。夏は質でが高く手も紫外線は強烈に降り注いでいます。
また、エアコンが聞いている屋内と炎天下の屋外を行き来するだけで、肌へは相当な負担になっています。
肌に最適な湿度は60~65%といわれています。
一方で、夏の時期は湿度が80%ぐらい、エアコンが聞いた室内は40%以下になることも。その差、実に40%!こんな過酷な環境では肌本来のバリア機能がダメージを受けても仕方ありません。では、肌のバリア機能が低下するとどのような症状として現れるのでしょうか?まずは乾燥。バリア機能が低下すると水分が蒸発して、乾燥してしまいます。つぎにテカリ。乾燥が進むと肌は乾燥から守ろうとして皮脂を分泌します。それが過剰に分泌されてテカリになります。そして、ニキビ。皮脂が過剰に分泌すると毛穴にたまり、いずれニキビのになっていくのです。
大人ニキビはUゾーンと背中
大人ニキビは思春期ニキビと違って、肌の乾燥とホルモンバランスの乱れが大きな原因です。
その症状は、フェイスラインに沿って発生したり、背中ニキビになって現れたりします。
ここで重要なのは、皮脂を強引に落としてしまわないことです。先にも述べたとおり、皮脂がなくなると肌を守ろうとしてさらに皮脂を分泌します。過剰に分泌されるとこの皮脂がニキビに変身してしまうのです。特にUゾーンと背中に出やすく、治りにくいのが特徴です。
ニキビ対策は、体の中のキレイから
「ブツブツができる」、「ブツブツが治らない」という人の多くが「やっと治ったのに別のところにまたブツブツができた」という悩みを抱えています。
つまり、「ブツブツが治らない」のではなく、「またブツブツができてしまう」という悪循環を繰り返しているのです。では、どうしたらニキビがなくなるのでしょうか?
それは、「できてからブツブツ対策をする」ではなく、「ブツブツができない肌」を作ること。言い換えれば、「ブツブツが出来ないカラダ」を作ることです。まずは体作りの基本である食生活を見直してみましょう。
予防と治療のビタミン+ラクトフェリン
ニキビ対策に効果的なのは、ビタミンを効率よく摂ることです。その中でも治療のビタミンとして効果が期待できるのがビタミンC。大人ニキビを早く治すために必要なターンオーバーを促してくれる効果と、強い殺菌効果を持っています。ビタミンCは化粧水などからも効果的に摂取しましょう。
つぎに予防のビタミンとしては、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンEですが、これらは食物として摂取するのがよいでしょう。
最近注目なのがラクトフェリンです。ラクトフェリンには免疫機能調整効果や抗炎症作用があります。母乳に多く含まれていて、赤ちゃんを病気から守り、免疫を高めるのに役立っています。このラクトフェリンはニキビがひどくなるのを防いで赤み抑える効果が期待されています。
表にあるように、ビタミン類やラクトフェリンは多くの食物に含まれています。これらを上手に料理して食べれば、ニキビができにくい健康的な体へと変わっていくでしょう。
