更年期に不足しやすい栄養素と整えたい自律神経|カルシウム・レシチン・ビタミン類の役割
更年期に不足しやすい栄養素と整えたい自律神経
更年期になると、卵巣機能の低下によって女性ホルモン(エストロゲン)が減少します。 その影響で、骨や神経の働きに関わる栄養素が不足しやすくなることが知られています。
エストロゲンの減少とカルシウムの関係
エストロゲンは、カルシウムが骨に定着するのを助ける働きを持っています。 更年期でエストロゲンが減少すると、カルシウムが骨に定着しにくくなり、骨がもろくなりやすくなります。
その結果、骨折しやすくなる骨粗しょう症のリスクが高まるため、 更年期女性はカルシウムを意識して摂ることが大切です。
自律神経が乱れやすくなる理由
更年期はホルモン変動により、自律神経のバランスが乱れやすくなります。 交感神経が優位になりやすく、次のような症状が出ることがあります。
- 不安感
- イライラ
- 疲労感
- やる気の低下
副交感神経の働きとレシチン
副交感神経を働かせるためには、神経伝達物質アセチルコリンが必要です。 アセチルコリンの材料となるのがレシチン(リン脂質)です。
更年期ではストレスや自律神経の乱れにより、アセチルコリンの働きが弱くなることがあり、 レシチンを含む食品を意識して摂ることが役立つ場合があります。
不足しやすいその他の栄養素
更年期には次の栄養素も不足しやすい傾向があります。
- ビタミンD(カルシウム吸収を助ける)
- マグネシウム(骨形成・神経の働きに関わる)
- ビタミンE(血流を助け、栄養を届ける)
これらの栄養素を含む食品の例
- カルシウム:乳製品、小魚、豆腐、青菜
- レシチン:大豆製品、卵、ナッツ類
- ビタミンD:鮭、サバ、きのこ類、日光浴
- マグネシウム:海藻、ナッツ、玄米
- ビタミンE:アーモンド、植物油、かぼちゃ
更年期を健やかに過ごすために
栄養はもちろん、生活習慣も自律神経の安定に大きく関わります。
- 規則正しい睡眠
- 軽い運動やストレッチ
- 深い呼吸を意識する
- ストレスを溜めない環境づくり
更年期は体の変化が大きい時期ですが、栄養と生活習慣を整えることで、 心と体のバランスを取り戻すことができます。


